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ラスタデータをちょっとズラす

(QGIS2.8)

例えば、紙図面をデジタル化してGISに表示させたい、というような時。
スキャナでPCに取り込んで、ジオリファレンサで位置情報を与えるわけですが、ピッタリ合うことなんて ほとんどないわけです。

こんな感じ(わざと大きめにズラしてます)
ラスタデータをちょっとズラす_a0122776_20432264.png

さてそんなとき、もう1度ジオリファレンスし直すか否か。
誤差の大きさにもよるのでしょうが、一時的にしか使わないようなデータだったりすると、わざわざやり直すのも面倒な訳で…

「マウスでドラッグして、ちょいとズラしたいなぁ」と思ったこと ありませんか?

というわけで、プラグイン【rasmover】の紹介です。

ラスタレイヤを選択した後に、
ラスタデータをちょっとズラす_a0122776_20451355.pngrasmoverのアイコンをクリック。




その後に、画像をドラッグしてズラしましょう。
ラスタデータをちょっとズラす_a0122776_20465923.png
画面上では、赤い始点と移動先を示す線が表示され、ドラッグ後に画像が移動します。
※ラスタデータのファイル名などに日本語が混じっているとエラーが出ます。

いかがでしょうか
ラスタデータをちょっとズラす_a0122776_2049086.png
だいぶマシになりましたね。
移動させたラスタは【moved】という名前で一時レイヤとして追加されます。
ラスタデータをちょっとズラす_a0122776_20491254.png
【名前をつけて保存】しておかないと、QGISを終了させた時に消えるので注意してください。


ジオリファレンサについては、↓ こちらが大変参考になります。
http://www.geopacific.org/opensourcegis/gcngisbook/QGIS_book/7b2c17ae0/7b2c27ae07b2c17bc0

by thorb38 | 2016-03-09 20:54 | GPS・GIS
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