以前、標準地法とビッターリッヒ法の精度比較を行った話。
職場の技術交流発表会のネタになる可能性もあったのだが異動で頓挫した。 異動前に、一緒にビッターリッヒ法の導入に携わったT氏にデータを渡して引き継ぎはしてきたけれど、T氏を除いて関わった人が皆 異動しちゃったので、引き継ぎ時 既に「無理だ」とは言っていたが、やはり26~27日の発表会は他のネタになっていた。 発表する機会もなくなったし、このままでは陽の目を見ることもなさそうなのでblogに書いておこうと思う。 標準地法とは、標準的な林相でプロット(50m×40mが一般的?)をとり、 プロット内を毎木調査することで面積比例から林分の材積を求める方法。 ビッターリッヒ法については↓ このあたりを http://www.fsm.affrc.go.jp/Old/joho-photo-41-60/057photo4.html 事の発端は、職員が減ってきた中で標準地調査を行うのが辛くなってきたことと、ただ単にビッターリッヒ法に興味があった、ということ。 過去の地林況調査から、標準地法で調査した林分のデータはいくらでもあったので、そこでビッターリッヒ法による調査を行えば、それらの調査結果を比較することができた。 ![]() しかし、ここで問題となるのが、標準地とビッターリッヒの間でどれだけ誤差が出るか分かったとしても、どちらの精度が高いのかは分からない、ということ。 標準地法で調査してきた期間が長いことから、その精度の方が高くなければ、今まで何だったの? という話にもなりかねないがw 実際問題として、今まで行ってきた調査法の精度がどの程度なのか、ということを知っている人は少なくとも自分の廻りには居なかった。 だったら自分で調べてみよう、というわけで とある林分を毎木調査して蓄積を把握したうえで、標準地とビッターリッヒを比較してみた。 そのデータが下図になるわけだが そもそも毎木調査が大変だから、標準地法やビッターリッヒ法というものがあるのであり、個人レベルの好奇心から調査を行ったので数多くはできていない。 ![]() せっかくだから と署に結果を持っていってみたら、たまたまビッターリッヒ法を導入する話があったようで、導入に向けたデータ面での補強ということで、自分の調査データを使ってもらった。 その流れで技術交流発表会まで話を持って行こう、ということだったのだが。 前述のとおり、精度の優劣を語るにはデータがあまりにも足りないので、発表するとなれば、データの補強を図るか、もしくは『円空』や『スマートフォン』の話を織りまぜて、 「ビッターリッヒ法導入のススメ」的な話にするような感じで行く予定だったんだが… データの補強は大変だし、 円空やスマートフォンの話は ここでも書いてきてる、ということで http://denthor.exblog.jp/12241244/(円空その1) http://denthor.exblog.jp/12284792/(円空その2) http://denthor.exblog.jp/13574709/(樹高測定) http://denthor.exblog.jp/13004544/(ビッターリッヒ法) まぁ あまり乗り気でもなかったから、ここでデータを公開して この話はお終いかな。 そのうち、また森林官などで現場に出る機会があればね。 やりたいことは色々とあるんだが… 最後に個人的まとめ ・ビッターリッヒ法なら1人でも調査が可能 ・円空を用いれば、現地では写真を撮って樹高を見てくるだけでよい。 ・標準地法のように標準林相の判断が必要無い。 ・調査時間の短縮によって、より多くの森林を見て回ることができる。 ・精度も問題ないような気がする。 ついでに円空の調査データも上げておこうっと。 ![]() 【追記】(2012/3/13) ファイルの整理をしていたら、自分でも作ったことをほとんど忘れてたプレゼンの素案が出てきたので、せっかくだからアップしとく。 プレゼン案(PDF) 左側がスライド案、右側が原稿になってる。 全然 推敲もしていないし、データ不足の時点でやっぱり発表レベルではなかったような気がしている。
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by thorb38 カテゴリ
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